休館のお知らせ
2023年12月25日(月)から2024年1月1日(日)まで
冬期休館となります。ご了承ください。
2024年
4月20日~
5月3日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
瞳をとじて
© 2023 La Mirada del Adiós A.I.E, Tandem Films S.L., Nautilus Films S.L., Pecado Films S.L., Pampa Films S.A.
※上映開始時間30分以降のご入場はできません
※予約不可、当日券のみ(イベント時は予約を受け付ける場合あり)
※ご来館の際はこちらをご一読ください
「ご来館時のお願い」
1985年、伝説のミニシアター“シネ・ヴィヴァン・六本木”で記録的な動員を打ち立て社会現象を巻き起こし、今もなおタイムレスな名作として多くの映画ファンの「人生ベスト」に選ばれる『ミツバチのささやき』のビクトル・エリセ監督が、第76回カンヌ国際映画祭で31年ぶりの長編新作を発表。世界が騒然、そして歓喜する声に包まれた。長い沈黙を破り描かれるのは元映画監督と、謎の失踪を遂げたかつての人気俳優ふたりの、記憶をめぐる
【人生】と【映画】の物語。
『ミツバチのささやき』で見出されたアナ・トレントが50年ぶりに同じく“アナ”の名前を持つ女性を演じることも話題となっている。
これまでの不在を微塵も感じさせない詩情豊かに綴られるワンシーン・ワンカット、そしてラストに待ち受ける映画の始まりと未来を繋ぐ、圧倒的映画体験。
ビクトル・エリセのまなざしは今、私たちに向けられる——。
映画『別れのまなざし』の撮影中に主演俳優フリオ・アレナスが失踪した。当時、警察は近くの崖に靴が揃えられていたことから投身自殺だと断定するも、結局遺体は上がってこなかった。それから22年、元映画監督でありフリオの親友でもあったミゲルはかつての人気俳優失踪事件の謎を追うTV番組から証言者として出演依頼を受ける。取材協力するミゲルだったが次第にフリオと過ごした青春時代を、そして自らの半生を追想していく。そして番組終了後、一通の思わぬ情報が寄せられた。
「海辺の施設でフリオによく似た男を知っている」——
(上映時間:169分)
2024年
4月13日~4月26日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
成功したオタク
※本作の前売券はご使用いただけます
※上映開始時間30分以降のご入場はできません
※予約不可、当日券のみ(イベント時は予約を受け付ける場合あり)
※ご来館の際はこちらをご一読ください
「ご来館時のお願い」
推しが性加害で逮捕された。私は、私たちは、どうすればいいんだろう。
あるK-POPスターの熱狂的ファンだったオ・セヨンは、「推し」に認知されテレビ共演もした「成功したオタク」だった。ある⽇、推しが性加害で逮捕されるまでは。突然「犯罪者のファン」になってしまった彼⼥はひどく混乱した。受け⼊れ難いその現実に苦悩し、様々な感情が⼊り乱れ葛藤した。そして、同じような経験をした友⼈たちのことを思った。
信頼し、応援していたからこそ許せないという⼈もいれば、最後まで寄り添うべきだと⾔う⼈もいる。ファンであり続けることができるのか。いや、ファンを辞めるべきか。彼を推していた私も加害者なのではないか。かつて、彼を思って過ごした幸せな時間まで否定しなくてはならないのか。
「推し活」が⼈⽣の全てだったオ・セヨン監督が過去を振り返り傷を直視すると同時に、様々な⽴場にあるファンの声を直接聞き、その社会的意味を記録する。「成功したオタク」とは果たして何なのか?その意味を新たに定義する、連帯と癒しのドキュメンタリー。
*成功したオタク:自分が好きな分野で成功している人物や、好きな歌手や俳優に会ったことのあるファンなどを意味する。原題の성덕(ソンドク)は“成功したオタク”の略語。
(上映時間:85分)
2024年
4月14日~
4月26日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
マイ・ファミリー
自閉症の僕のひとり立ち
※本作の前売券はご使用いただけます
※上映開始時間30分以降のご入場はできません
※予約不可、当日券のみ(イベント時は予約を受け付ける場合あり)
※ご来館の際はこちらをご一読ください
「ご来館時のお願い」
実家の離れで長年“半分自立”した暮らしを送ってきた自閉症のケース・モンマ(42歳)。365日両親のサポートのもと生活してきたが、かいがいしく世話をしてくれる両親はいつしか80代に。“本当に自立”すべく一人暮らしをすることにしたが、その道は前途多難。外的刺激に敏感なケースには、天気やちょっとした音でも非常に大きな不安の種。そして、我が子のサポートのため人生を捧げてきた母は、息子をそばに置いておきたがっているのだ・・・。連絡係のボランティアとの交流、父の入院など、モンマ家で起こる様々な出来事を丹念に描きながら、「自立」の道のりを映し出す。果たしてケースは「自立」できるのだろうか?
撮影中に50歳を迎えたケース。両親はともに80歳を超えている。最近母親には認知症の兆候が現われ始めた。変わっていく両親を目の当たりにし、パニックに陥るケースに、自分たち亡きあとも安心な暮らしをさせてやりたいと願う両親だったが…。“共生関係”とも言えるほど独特の信頼関係を築いてきた親子の〈自立〉は一筋縄ではいかない。親こそ“子離れ”できるのか?〈自立〉を目指す家族の姿を時にユーモラスに、時に赤裸々に映し出している。
監督とケースの出会いは1997年。以来、26年間にわたり交友関係を続け、ケースと両親の関係を撮り続けてきた。前作『ケースのためにできること』(EUフィルムデーズ2020上映時邦題)は、本国オランダで延べ450万人が見、ケースは一躍「時の人」となり、のちにTVシリーズ化される程人気を呼んだ。本作では、ケースが得意とする絵画の制作風景や、趣味のNゲージに熱中する姿など、日常の風景や魅力的な人柄までありのままに映し出している。
(上映時間:83分)