2026年
1月 10日~
1月 16日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
〈北欧の至宝〉マッツ・ミケルセン生誕60周年祭 フレッシュ・デリ
© 2003 M&M De Grønne Slagtere ApS.
特別料金:一律1,600円
※各種サービスデーや他の割引サービス不可、無料鑑賞適用外
※障がい者割引のみ適用可
※一週間限定上映
※上映開始時間30分以降のご入場はできません
※予約不可、当日券のみ(イベント時は予約を受け付ける場合あり)
※ご来館の際はこちらをご一読ください
「ご来館時のお願い」
ご来場者さまプレゼント
トレーディングカード(7種+シークレット)
スヴェンはビャンと共に精肉店を立ち上げるが、冷凍庫から閉じ込められた電気工の死体が出てきてしまう。困り果てたスヴェンは死体の肉で作ったマリネを客に提供するが、なんとそれが大ヒット。店の評判を失いたくない彼は次々と人を手にかけていき...。
(上映時間:100分)
2026年
1月 17日~
1月 23日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
〈北欧の至宝〉マッツ・ミケルセン生誕60周年祭 ロイヤル・アフェア愛と欲望の王宮
© 2012 Zentropa Entertainments28 ApS, Zentropa Entertainments Berlin,
Zentropa International Sweden and Sirena Film Prague
特別料金:一律1,600円
※各種サービスデーや他の割引サービス不可、無料鑑賞適用外
※障がい者割引のみ適用可
※一週間限定上映
※上映開始時間30分以降のご入場はできません
※予約不可、当日券のみ(イベント時は予約を受け付ける場合あり)
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「ご来館時のお願い」
8世紀後半、王政末期のデンマーク。野心家のドイツ人ストルーエンセは、精神を病んだデンマーク国王クリスチャン7世の侍医に就く。王の唯一の理解者であり親友となる一方で、ストルーエンセは孤独な王妃カロリーネの心も虜にし、二人は禁断の恋に落ちていくのだった……。
(上映時間:137分)
2026年
1月 17日~
1月 23日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
赤い風船 4K/白い馬 4K
©Films Montsouris 1956 © Films Montsouris 1953
※一週間限定上映
※上映時間はそれぞれ35分、40分
※休憩なしの同時上映のため、上映時間は75分
※上映開始時間30分以降のご入場はできません
※予約不可、当日券のみ(イベント時は予約を受け付ける場合あり)
※ご来館の際はこちらをご一読ください
「ご来館時のお願い」
2025年の今、この世界に足りないのは、“純粋で美しい夢”かもしれない。そんな想いを抱く私たちの心の空洞を、あふれんばかりの喜びで満たしてくれる作品が、初公開から70年の時を超えてスクリーンに甦る。
48歳の若さでこの世を去った映像詩人アルベール・ラモリス。彼の作品に出演するだけでなく、常に撮影に同行しその仕事を傍らで見守り続けた息子のパスカルが、4Kデジタル修復にすべての愛と才能を注ぎ込んだ。最新技術によって、公開当時のオリジナルのフィルム映像に可能な限り近づけられたのは、第9回カンヌ国際映画祭短編パルム・ドール賞(最高賞)と第29回アカデミー賞🄬脚本賞を受賞した『赤い風船』と、第6回カンヌ国際映画祭短編グランプリ(最高賞)を受賞した『白い馬』。ラモリスが「夢を現実化した」と語ったポエティックな映像が、細部まで深く鮮やかに再現された。
(上映時間:75分)
2026年
1月 17日~
1月 30日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
医の倫理と戦争
※上映開始時間30分以降のご入場はできません
※予約不可、当日券のみ(イベント時は予約を受け付ける場合あり)
※ご来館の際はこちらをご一読ください
「ご来館時のお願い」
舞台挨拶
1月 24日 14:45の回上映後
ゲスト:
山本草介
監督、
田中教順
さん(音楽)
※登壇者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
現在の日本の医療現場が抱える様々な問題の根底には、第二次世界大戦における医療関係者による戦争犯罪への加担と、その隠蔽という事実がある。石井四郎が率いた「731部隊」に所属する医師たちは、中国人への人体実験を繰り返し、敗戦後その事実を隠蔽しただけでなく、人体実験で得た“
知見”
を自らの功績にかえ、戦後日本の医学界の中心に上り詰めた。そうした負の歴史と向き合い、「医の倫理」を掲げて戦争反対の声を上げ続ける医療関係者たちがいる。本作では、731部隊の真実を追いながら、現在の医療現場が抱える様々な問題に取り組む医療関係者たちの今を取材した。
(上映時間:77分)
2026年
1月 24日~
1月 30日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
〈北欧の至宝〉マッツ・ミケルセン生誕60周年祭 偽りなき者
© 2012 Zentropa Entertainments 19 ApS and Zentropa International Sweden.
上映時間未定
特別料金:一律1,600円
※各種サービスデーや他の割引サービス不可、無料鑑賞適用外
※障がい者割引のみ適用可
※一週間限定上映
離婚と失業を乗り越え、幼稚園の教師という職に就いたルーカスは、ようやく穏やかな日常を取り戻した。しかしある日、親友の娘クララの作り話によって、彼は小児愛者の烙印を押されてしまう。幼いクララの証言を町の住人は信じて疑わず、ルーカスは全てを失い、小さな町で孤立してしまう...。
(上映時間:115分)
2026年
1月 24日~
2月 6日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
はだしのゲンはまだ怒っている
©BS12 トゥエルビ
上映時間未定
舞台挨拶
1月 25日 上映後トーク/サイン会あり
ゲスト:
込山正徳
監督、
高橋良美
さん(プロデューサー)
※登壇者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
アメリカが広島に落とした原子爆弾で被爆し、家族を失った少年ゲンが、貧困や偏見に苦しみながらも力強く生き抜く姿を描いた漫画「はだしのゲン」。主人公のモデルは6歳で原爆を体験した作者の中沢啓治さん自身です。「週刊少年ジャンプ」での連載が始まった1973年から半世紀、25ヶ国で翻訳出版され、2024年には漫画のアカデミー賞とも呼ばれるアメリカの「アイズナー賞」を受賞。手塚治虫さんや宮崎駿さんらに続き、殿堂入りを果たしました。しかしいっぽうで近年は、「描写が過激」「間違った歴史認識を植え付ける」などと、学校図書館での閲覧制限を求める声が上がったり、広島市の平和教材から消えるなどして、大きな議論を呼びました。なぜ、いまなお一作の漫画がこれほどまでに私たちを熱くするのでしょう?
本作は、メディア・アンビシャス映像部門大賞、第15回衛星放送協会オリジナル番組アワード番組部門〈ドキュメンタリー〉最優秀賞などを受賞したBS12スペシャル「『はだしのゲン』の熱伝導 ~原爆漫画を伝える人々~」の映画化です。監督は「春想い
〜初めての出稼ぎ〜」「われら百姓家族」など数々の傑作ドキュメンタリー番組を手がけてきた込山正徳。映画化に際して、込山監督を敬愛してやまない大島新(『香川1区』『国葬の日』)と前田亜紀(『NO選挙,NO
LIFE』)が共同プロデューサーとして参加しました。
“戦後80年”を迎えたいまもウクライナや中東では戦火が続き、核の脅威は決して過去のものではありません。映画は不朽の反戦漫画の誕生から現在を見つめ、私たちが生きているこの世界に溢れる、怒りや悲しみ、そして優しさを映し出していきます。
(上映時間:90分)
2026年
1月 31日~
2月 6日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
トレインスポッティング
©Channel Four Television Corporation MCMXCV
上映時間未定
特別料金:一律1,600円
※各種サービスデーや他の割引サービス不可(障害者割引含む)
※一週間限定上映
ドラッグに溺れる若者たちの陽気で悲惨な青春を描き、90年代イギリスのポップカルチャーを象徴する作品となった青春映画。スコットランド、エディンバラで暮らすヘロイン中毒のレントンは、同じくヘロイン中毒のシック・ボーイやスパッド、アルコール中毒で暴力的なベグビーらとつるんで無軌道な毎日を送っていた。そんなある日、レントンは万引きで逮捕されたことをきっかけに更生を決意し、ロンドンへ出て就職する。しかし強盗で逃亡中のベグビーとシック・ボーイが相次いで押しかけてきて、レントンは会社をクビになってしまう。地元へ帰った彼らを待っていたのは、恋人との別れをきっかけにドラッグに手を出した友人トミーの葬式だった。圧倒的な絶望感の中、人生を変えるべく大きな賭けに出るレントンたちだったが……。ダニー・ボイルの監督第2作で、ユアン・マクレガー、ロバート・カーライルの出世作となった。
(上映時間:93分)
2026年
1月 31日~
2月 6日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
消滅世界
©2025「消滅世界」製作委員会
上映時間未定
第46回群像新人文学賞小説部門優秀作を受賞した『授乳』を皮切りに、『ギンイロノウタ』(第31回野間文芸新人賞)、『しろいろの街の、その骨の体温の』(第26回三島由紀夫賞)、そして『コンビニ人間』で第155回芥川龍之介賞など、数々の文学賞を受賞。今、最も読むべき日本人作家のひとりである村田沙耶香が、2015年に上梓した長編小説『消滅世界』。結婚生活に性愛が入ることを禁じられた世界で、愛し合った夫婦から生まれた少女が、自分の周りにある“普通”と自分から湧き出る欲情に向き合っていく物語だ。SFの空気を纏い、“普通”や“正しさ”という問題に独自の視点で切り込んでいく村田沙耶香ならではの表現が成された小説が、長編映画という新たな形で表現されることに。本作は、村田作品初のメディア化となる。
人工授精での妊娠・出産が常識となった時代に、愛し合った両親から生まれた雨音は異質な存在だった。アニメのキャラクターと恋愛をし、夫の朔とは性愛を持ちこまない穏やかな結婚生活を楽しむ毎日。その頃、住民全体で計画的に人工授精、出産、管理を行い、住民みんなで子育てをする実験都市が千葉に生まれていた。家の外にいる恋人との恋愛がうまくいかず、“エデン”と呼ばれるその地に移住することにした雨音と朔だったが───
(上映時間:115分)
2026年
2月 7日~
2月 13日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
じっちゃ!
©つがる市フィルムコミッション
上映時間未定
※一週間限定上映
2月11日(祝・水)は営業いたします。 2月10日(火)2月12日(木)は休館となります。ご注意ください。
四季折々の青森・つがる市の風景を舞台に、東京からIターン移住した孫娘と、市内でメロン農家を営む祖父の絆を描くヒューマンコメディ『じっちゃ!』。
祖父の泰助が住む街という無難な理由で、地域おこし協力隊制度を利用し、東京からつがる市にIターン移住した三上ゆき。就職先の市役所で観光・ブランド戦略課に配属された彼女は、市の魅力を全国に発信するため、慣れない業務に苦戦しながらも、祖父との日々のやりとりに癒されながら乗り越えていく。やがて怒涛の1年が過ぎ、淡い恋心を抱いていた同僚から東京でのビジネスを持ちかけられ、心が揺れるゆき。そんなある日、ゆきは、これまで多くを語ろうとしてこなかった泰助が40年間秘めてきた事実を聞く。そこには青森に住み続けた泰助の知られざる絆の物語があった―――。
つがる市市制施行20周年記念作品として製作された本作。新天地で観光・ブランド戦略課の仕事に邁進するゆきを演じるのは、『てぃだ いつか太陽の下を歩きたい』『レディ加賀』の中村静香。ある理由で青森から離れようとしない“じっちゃ”こと祖父の泰助を演じるのは、舞台、テレビ、映画で名バイプレイヤーとして活躍してきたベテラン、小野武彦。そのほか、超特急の小笠原海、なだぎ武、しゅはまはるみ、篠田諒、木﨑ゆりあ、望月雅友、北野瑠華、津田寛治らが出演する。監督・脚本を務めるのは、2011年に『けの汁』を青森で撮って以来、青森を“第二の故郷”と語る千村利光。本作でも、田園風景、馬市まつり、岩木山、木造駅など、つがる市内の風物、名所を随所に盛り込んでいる。生まれ育った土地だけが故郷ではない。故郷を離れた者、故郷を持たぬ者、そこに住み続ける者―――観る人すべての”望郷の思い“を呼び起こすハートフルストーリーがここに誕生した。
(上映時間:93分)
2026年
2月 7日~
2月 20日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
小屋番 八ヶ岳に生きる 劇場版
©TBS
上映時間未定
2月11日(祝・水)は営業いたします。 2月10日(火)2月12日(木)は休館となります。ご注意ください。
令和の日本とは思えないほど厳しく、不便な生活。
時に死にでくわす生活。だからこそ自由なのだ。
「自分にとって最後の逃げ場が山しかないなと思って…」ある小屋番の言葉だ。都会に疲れて山の仕事を選んだ。山小屋を営むもの、小屋番。このドキュメンタリーでは、「コヤガタケ」と呼ばれるほどに山小屋が多い八ヶ岳を、山岳写真家菊池哲男と巡る。コンビニもない、車もない、自然と向きあう小屋番の日常は「過酷」だ。それでもその「過酷」を選ぶ理由が山にあるという。丁寧に紡がれた美しい自然と人の姿と彼らの言葉は、忙しい現代社会に生きる私たちに優しく響く。
(上映時間:85分)
2026年
2月 7日~
2月 20日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
大地に詩を書くように
©2024 GIRAFFE PICTURES
上映時間未定
2月11日(祝・水)は営業いたします。 2月10日(火)2月12日(木)は休館となります。ご注意ください。
都心の中のオアシス「仙遊島公園」
韓国初の生態系公園「汝矣島セッカン生態系公園」
過去と現在をつなぐ「京春線線路跡の林道」
そして、ソウルにある「峨山病院」
これら韓国を代表する素晴らしき景観は全て一人の女性の"作品"だった。
韓国人として初めて造景界の最高栄誉賞と呼ばれる国際造園家連盟(IFLA)「ジェフリー・ジェリコ賞」を受賞した韓国的な景観の未来を描き続ける造景家チョン・ヨンソン。
彼女の仕事は、単なる緑化にとどまらず、その土地の歴史、記憶、そして生態系と丁寧に向き合いながら、未来へと繋ぐ場をつくる作業である。韓国初の造景家として、1970年代から現在に至るまで韓国各地の空間に"韓国的な美"を息づかせてきた彼女と四季を共に過ごしながら、彼女がどのように
<人間><空間><自然>の関係を見つめているのか、チョン・ヨンソンの哲学に迫り、これからも人類が深く考え続けるべき「自然と人間の調和」について紐解いていく。
(上映時間:113分)
2026年
2月 14日~
2月 20日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
ファーゴ 4K
FARGO © 1996 Orion Pictures Corporation. All Rights Reserved.
上映時間未定
特別料金:一律1,600円
※各種サービスデーや他の割引サービス不可(障害者割引含む)
※一週間限定上映
「Filmarks 90’s」第14弾となる『ファーゴ
4K』は鬼才・コーエン兄弟によるブラックユーモアが散りばめられたクライム・サスペンス。雪に覆われたアメリカ北部の町で、自動車ディーラーのジェリーが資金繰りの行き詰まりから、妻を利用した“偽装誘拐”を思いつく。身代金を手に入れすべてを穏便に終わらせるはずだった計画は、誘拐を請け負った2人の男の暴走によって一気に破綻し、町を揺るがす大事件へと発展していく───。
ひとつの軽率な判断が連鎖して取り返しのつかない結果を招いていく過程を、シニカルなユーモアと張り詰めた緊張感で描く脚本はまさに圧巻。淡々とした警察の捜査の歩みと、どこか滑稽な犯行の対比が強烈な余韻を残す。
(上映時間:98分)
2026年
2月 21日~
2月 27日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
ヤンヤン 夏の想い出4Kレストア版
エドワード・ヤン監督の集大成にして遺作、第53回カンヌ映画祭監督賞受賞作品が四半世紀の時を経て、2025年 第78回カンヌ映画祭にて、4Kレストア版で甦る。
小学生のヤンヤンは、コンピュータ会社を経営する父NJ、そして母、姉、祖母と共に台北の高級マンションで幸せを絵に描いたような暮らしをしていた。だが母の弟の結婚式を境に、一家の歯車は狂いはじめる。祖母は脳卒中で入院。NJは初恋の人にバッタリ再会して心揺らぎ、母は新興宗教に走る……。そしてNJは、行き詰まった会社の経営を立て直すべく、天才的ゲーム・デザイナー太田と契約するため日本へと旅立つのだが…。
(上映時間:173分)
2026年
2月 21日~
2月 27日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
モンテ・クリスト伯
©2024 CHAPTER 2 – PATHE FILMS – M6 - Photographe Jérôme Prébois.jpg
©2024 CHAPTER 2 – PATHE FILMS – M6 FILMS – FARGO FILMS
文豪アレクサンドル・デュマが執筆した「巌窟王」の名でもしられる傑作小説が、新たに映画化。
“復讐劇の金字塔”とも称されるドラマチックな展開は、ロマンス、サスペンス、アクションの枠を超え、激しい情念が渦巻く“究極の人間ドラマ”として、現代の私たちの心をも揺さぶる。
実力派スターのピエール・ニネ(『イヴ・サンローラン』)が、驚きの変装術や冷酷な計画を駆使する数奇な運命を背負った男を、優雅かつ繊細に演じきった。セザール賞を受賞した美術と衣装が織りなす映像美は、スクリーンを煌びやかに彩る。
第77回カンヌ国際映画祭では11分間のスタンディングオベーションを獲得し、フランス国内で940万人を動員した話題作が、ついに日本公開!
将来を約束された若き航海士ダンテスは、ある策略によって、無実の罪で投獄され、次第に生きる気力を失っていく。絶望の中、脱獄を企てる老司祭との出会いにより、やがて希望を取り戻していった。司祭から学問と教養を授かり、さらにテンプル騎士団の隠し財宝の存在を打ち明けられる。囚われの身となって14年後・・・奇跡的に脱獄を果たしたダンテスは、莫大な財宝を手に入れ、謎に包まれた大富豪“モンテ・クリスト伯”としてパリ社交界に姿を現す。そして、自らの人生を奪った三人の男たちに巧妙に近づいていく──。
(上映時間:178分)
2026年
2月 28日~
3月 6日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
代々木ジョニーの憂鬱な放課後
©2025「代々⽊ジョニーの憂鬱な放課後」製作委員会
『違う惑星の変な恋人』が東京国際映画祭・アジアの未来部門に選出&高崎映画祭で最優秀新進俳優賞(莉子)を受賞した木村聡志監督が、10代のフレッシュなキャスト陣を迎えて作り上げた、兎にも角にも一筋縄ではいかない厄介系青春群像劇。主人公・代々木ジョニー役に抜擢されたのはSKY-HI率いるBMSGのオーディション企画「THE
LAST
PIECE」などで大きな注目を集める超新星・日穏(KANON)。少しずつ変化していく日常、出会いと別れを経て、大人になっていく青年を初演技とは思えない「絶妙さ」で快演している。ジョニーを取り巻く一癖も二癖もあるキャラクターをミスマガジン2023受賞者の6名(今森茉耶・松田実桜・西尾希美・一ノ瀬瑠菜・加藤綾乃・吉井しえる)やメンズノンノの専属モデルの高橋璃央らフレッシュな面々が生き生きと演じる。また、脇を固めるキャスト陣に瑚々、根矢涼香、前田旺志郎、安藤聖、マキタスポーツのほか、過去の監督作品のキャラクターも登場するのが恒例の木村聡志監督ワールド。今回は平井亜門(from『階段の先には踊り場がある』『このハンバーガー、ピクルス忘れてる。』)、綱啓永(from『違う惑星の変な恋人』)・中島歩(from『違う惑星の変な恋人』『このハンバーガー、ピクルス忘れてる。』)ら豪華キャストがゲスト出演!映画に変な花を添えている。
ちょっと天然で生真面目な高校生男子・代々木ジョニー(日穏)は、今カノ・熱子ちゃん(松田実桜)を怒らせてしまったり、スカッシュ部のクセ強メンバー・バタコさん(加藤綾乃)、神父さん(髙橋璃央)たちと部室で無駄話をしたり、引きこもり生活中の幼なじみ・神楽(一ノ瀬瑠菜)に会いに行ったり、マイペースな放課後を過ごしていた。しかし、スカッシュ部の熱血新人部員デコ(吉井しえる)の入部により突如スカッシュ部の活動が本格化したり、バイト先で出会った何やらワケあり女子の出雲さん(今森茉耶)と惹かれ合ったりするうちに、恋愛・友情・部活と少しずつジョニーの日常や周辺の事情が変化していく。そんな中、スカッシュ部の団体戦の日が近づいて来て…。
(上映時間:108分)
2026年
2月 28日~
3月 13日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
落下の王国4Kデジタルリマスター
上映時間未定
ご来場者さまプレゼント
『落下の王国』復刻版 B5 チラシ
※お一人様一回のご鑑賞につき1点の配布。
※先着・数量限定のため、配布期間内でもなくなり次第終了となります。
※まれに傷や汚れがあるものがございますが、返品・交換はお受けできません。ご了承ください。
※特典は非売品になります。転売はご遠慮ください。
2008年の日本公開以来、配信されることなく“幻”とされ続けてきたカルト的ファンタジー『落下の王国』。『ザ・セル』で鮮烈なビジュアル世界を築き、世界に衝撃を与えた“映像の魔術師”ターセム監督が、構想26年、撮影期間4年の歳月をかけて完成させた一級美術品が、ついに圧巻の4Kデジタルリマスターで蘇る。この度、オリジナルの劇場公開版でカットされたシーンが新たに追加され、より濃密な没入体験を実現。CGに頼らず、13の世界遺産、24ヵ国以上のロケーションを巡って撮影された息を吞む“本物”の映像が描き出す、まるで万華鏡を覗くような世界観は、観る者の心を奪い、深く焼きつける。
アメリカが誇る二大巨匠デヴィッド・フィンチャー、スパイク・ジョーンズが、盟友ターセムが私財を投入して挑んだ壮大な自主製作映画の渾身の一作である本作の製作を強力サポート。フランシス・F・コッポラ監督作『ドラキュラ』でアカデミー賞Ⓡ衣装デザイン賞を受賞し、チャン・イーモウ演出の2008年北京オリンピック開会式のコスチュームも担当した、日本が誇る世界的クリエーター、故・石岡瑛子が衣装を手掛け、煌びやかにして未知なる視覚領域を拡張した、独自の美術世界を創出。
世界中のアートやファッション、音楽、建築、民族文化のエッセンスを横断しながら、17年経った今もカルチャーとしての価値を放ち続けるタイムレスな傑作が再びスクリーンに降り立つ。
─手のひらの上では味わえない、あなたの感性を揺さぶる“本物の体験”を。
(上映時間:120分)
2026年
3月 7日~
3月 13日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
ユージュアル・サスペクツ
TM & ©2003 by Paramount Pictures Corporation. All Rigts Reserved.
上映時間未定
特別料金:一律1,600円
※各種サービスデーや他の割引サービス不可(障害者割引含む)
※一週間限定上映
カリフォルニアの埠頭で麻薬密輸船が爆破されて27人が死亡し、現金9100万ドルが消える事件が発生した。その6週間前、5人の“常連容疑者”(ユージュアル・サスペクツ)が釈放されていた。結託した彼らは宝石強盗を実行したのち、宝石を売り払うためカリフォルニアに向かうが……。
初見の鑑賞者の度肝を抜き、再鑑賞者を唸らせる緻密なシナリオ。伝説的な結末は「カイザー・ソゼ」という謎の人物名とともに語り継がれ、『ユージュアル・サスペクツ』の評価を不動のものとしている。
監督は本作にて高く評価され、のちに『X-メン』を手がけるブライアン・シンガー。脚本は、現在では『ミッション:インポッシブル』シリーズ4作の監督 兼 脚本・演出、また『トップガン
マーヴェリック』の脚本で知られるクリストファー・マッカリー。第68回アカデミー賞®ではケビン・スペイシーが助演男優賞、クリストファー・マッカリーが脚本賞を受賞し、記憶にも、映画史にも残る一本となっている。
(上映時間:105分)
2026年
4月 18日~
5月 1日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
山人(やまんど)~縄文の響きが木霊する
上映時間未定
4月29日(祝・水)は営業いたします。 4月30日(木)は休館となります。ご注意ください。
主人公の菅家藤一さんは「山の恵みに生かされているのが人間だ」と言います。そん考えがどこから来るのか知りたいと、2022年から足掛け4年間、菅家藤一さんの狩猟採集に同行し、映像記録しました。その一部を前作「山里は持続可能な世界だった」のラストシーンで紹介しました。しかし、それは菅家さんのほんの一部でしかなく、伝えたいことは他にも沢山あり、撮影を継続して今回の映画を制作することにしたのです。それは驚きの連続でした。
山里に暮らす人達は山の恵に生かされつつも決して山の恵みを採りつくさない、と言います。その生き方の根底に潜むことに驚いたのです。それは単純に山の恵みを必要以上に採らない(獲らない)というだけでなく、山の動植物の生理・生態について豊富な知識があることでした。それはまるで生態学者であるかのように思えました。その知恵を菅家さんは両親や祖父母から受け継いできたのです。菅家さんは山ブドウの樹皮で籠などの編み組細工(生活雑貨)を作ります。その製法は縄文時代の作り方と変わらないと言われています。
ある時、「山ブドウに神を感じる」と菅家さんがつぶやきました。このつぶやきこそ、私が最も大切な感性、万物の霊長だと人間中心の考え方とは正反対の思想です。これこそ私が映画で最も伝えたかったことなのです。
(上映時間:75分)
上映期間未定
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
キス・ザ・フューチャー
© 2023 FIFTH SEASON, LLC. ALL RIGHTS RESERVED © 2023 FIFTH SEASON, LLC.
ALL RIGHTS RESERVED ©Bill Carter © 2023 FIFTH SEASON, LLC. ALL RIGHTS RESERVED ©Vesna Andree
Zaimovic © 2023 FIFTH SEASON, LLC. ALL RIGHTS RESERVED
上映時間未定
「過去を忘れて、未来にキスを、サラエボ万歳!」。U2が1997年9月23日、4万5千人を前にサラエボで行ったライブは、今も語り継がれている。かつてサラエボの人々は民族・宗教に関係なく共存していたが、紛争は人々を引き裂いていた。このライブは、そんな人々を音楽の力で再び一つにするものだった。本作は、U2がボスニア紛争終結後にサラエボでライブをする約束を果たすまでを追ったベン・アフレックとマット・デイモンがプロデュースしたドキュメンタリーだ。
銃弾が飛び交う危険なボスニア紛争中、若者たちは解放を求め夜な夜な地下で行われていたパンクロックライブに熱狂していた。そんな彼らにとって世界的アーティストで戦争や人権など社会的なメッセージを発信していたU2は憧れの存在だった。ある日、アメリカの援助活動家のビル・カーターはU2をサラエボに招くことを思いつく。U2はサラエボ行きを決意するが、安全面の観点から断念。であればと、ビルは衛星中継で戦火のサラエボからの様子をU2のZOO
TVツアーに届けることに成功する。そして約束通り、戦後しばらくしてU2がボスニアで行った平和と民族の融和のためのライブは、人々に強烈な印象を残すことになる。世界各地で戦争が絶えない今、U2のメッセージは時代を超えて私たちの心を震わせる。
(上映時間:103分)
上映期間未定
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
ジェイコブズ・ラダー4Kレストア
上映時間未定
今では破格のカルトムービーと認められているが、正当な評価が定着するのには時間が掛かった『ジェイコブス・ラダー』。監督は『ナインハーフ』や『危険な情事』などを手掛けたヒットメーカーとして 80
年代を駆け抜けたエイドリアン・ライン。難解だと皆が匙を投げていたブルース・ジョエル・ルービンの脚本を得て、ストーリーテラー&ヴィジュアリストとしての天才性を発揮した。主演は、撮影時 31
歳のティム・ロビンス。息子役を無垢な笑顔で演じるのは、なんと『ホーム・アローン』で大ブレイクの直前、撮影時 9 歳のマコーレー・カルキン。
ベトナム帰還兵のジェイコブは、今はニューヨークの郵便局に勤め、同僚の恋人ジェジーと暮らしている。しかし最近になって、ベトナム戦争中に敵の襲撃を受けた凄惨な体験が悪夢となって蘇り、さらに身の回りに奇妙な出来事が次々と起こり始める。ベトナム時代の戦友もまた同じような悪夢や幻覚に悩まされていることを知り原因を探るジェイコブだったが、そこには驚愕の事実が待ち受けていた……。
(上映時間:113分)
上映期間未定
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
こんな事があった
©松井良彦/ Yoshihiko Matsui
上映時間未定
舞台は、東日本大震災から10年後の福島。原発事故で離ればなれになった家族と、青春を奪われた青年たちの姿をまざまざと映し出す。監督・脚本は、79年のデビューから監督作は5本と寡作ながらも、代表作『追悼のざわめき』(88年)など日本のみならず世界中の映画ファンから支持されている松井良彦。震災から1年後に訪れた福島の惨状を目の当たりにし、映画制作を決意。自らの足で何度も福島を訪れ、多くの取材とリサーチを重ね、オリジナルストーリーを書き上げた。構想から13年、美しいモノクロームの世界の中に、社会への痛烈な怒りと切実な祈りを込め、観るものの心を揺さぶる魂の映画が今解き放たれる。
主人公のアキラを演じるのは、是枝裕和監督『奇跡』(11年)で映画デビューにして初主演を飾り、以降、映画やドラマ、舞台を中心に俳優として着々とキャリアを積む前田旺志郎。アキラの友人・真一役には、18年に俳優デビュー後、篠原哲雄監督『ハピネス』(24年)で映画初主演を果たし、映画やドラマ、CMなど活躍の場を広げる窪塚愛流。期待の若手俳優2人の共演によって、行き場のない怒りを抱えた青年たちの感情がリアルに浮かび上がる。さらに、家族の再生に苦心する真一の父親・篤人役には、今の日本映像界を牽引する俳優、井浦新。さらに、柏原収史、波岡一喜、近藤芳正ら実力派俳優が集結。傷痕が深く残る福島の地で、それぞれの立場で苦しみもがく市井の人々の姿を露わにしている。
(上映時間:130分)
上映期間未定
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
サターン・ボウリング
亡き父の遺産であるボウリング場の管理を、疎遠だった弟に委ねた警察官。彼らは知らなかった。自分たちが父から内なる凶暴性も受け継いでいたことに。やがて兄弟の周囲で若い女性をターゲットにした連続殺人事件が起こり始める——。
有害な男性性の継承から芽生えた悪に焦点を当てた衝撃作が誕生。父親により取り返しのつかない傷を負わされてしまった異母兄弟が主人公の『サターン・ボウリング』は、家族のトラウマやネグレクトが人にどれほど負の影響を与え、脱却が困難な不幸のスパイラルを形成するかを、示唆に富んだ語り口で体現した現代の寓話である。
メガホンをとったパトリシア・マズィ監督は、ニコラス・レイやパク・チャヌク、大島渚などの名匠にオマージュを捧げながら、鋭い洞察力で今の社会を蝕む悪意と暴力性を浮き彫りにした。衝撃的な暴力描写が議論を呼びながらも、第75回ロカルノ映画祭で金獅子賞にノミネートされたほか、フランスの映画批評誌カイエ・デュ・シネマで2022年TOP10の第6位に選出されるなど各方面から絶賛されている。
主人公のギヨームを演じるのは、『ガール』(2018)や『彼女のいない部屋』(2021)での名演が注目を集めたアリエ・ワルトアルテ。弟との確執と糸口の掴めない連続殺人事件で焦燥していく警察官にみごとな説得力を宿している。『ポール・サンチェスが戻って来た!』(2018)に続きマズィ監督作に出演するアシル・レジアニはギヨームの弟アルマンを演じ、暴力に溺れていく男の姿を圧巻の迫力で具現化。本作での演技は高く評価され、2023年の国際シネフィル協会賞では最優秀助演男優賞を受賞した。また『落下の解剖学』(2023)を担当した撮影監督シモン・ボーフィスが、作品に重厚感を漂わせる冷徹で美しい映像を手掛けている。
独自の視点と力強い表現により、フランス映画界で独自の位置を築いているパトリシア・マズィの長編5作目となる本作だが、彼女の作品が日本で全国公開されるのは今回が初。マズィはアメリカ滞在中に出会ったアニエス・ヴァルダの指導のもと短編映画製作を始め、ヴァルダの最高傑作と名高い『冬の旅』(1985)の編集を担当した。その特徴としては『走り来る男』(1989)で長編映画デビューを果たして以降、感情豊かで力強い女性像を作品で打ち出してきたということ。アメリカの巨匠、ジョン・フォードとジョン・カーペンターを敬愛するマズィは、これまでも独特なロケーションを舞台に、様々なジャンルを介して階級闘争や自然・動物と人間の繋がり、人生の不測性に光を当ててきた。『サターン・ボウリング』はその作家性を存分に発揮してつくられた社会を穿つ新時代のフレンチ・フィルム・ノワールだ。日本はこの映画でパトリシア・マズィ監督を発見することとなる。
(上映時間:114分)
上映期間未定
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
2つのゼロ年 ドイツ零年
© Cinecittà Luce, CSC - Cineteca Nazionale, Cineteca di Bologna, Coproduction
Office.
すでに国際的な評価を確立していたロッセリーニが、第二次大戦でほぼ完全に破壊された連合軍占領下のベルリンを舞台に、ひとりの少年がたどる過酷な運命を仮借なく描き出した、『無防備都市』『戦火のかなた』とともに非公式の「戦争三部作」を形成する作品。ロッセリーニが同時代のドイツを主題と選んだ背景には、「同じ人間であるドイツ人が、どうしてこのような大惨事へと導かれてしまったのか?」との問いがあった。1946年、終戦直後のいまだ建物は破壊されたままで、いたるところ瓦礫の山だらけのベルリン。主人公は、12歳の少年エドムント。エドムントの家族が置かれた状況は非常に厳しいものだ。反ナチだった父親は病に臥せっており、働くことができない。元ドイツ国防軍兵士の兄カールハインツは、強制収容所行きを恐れて自宅に引きこもっているため、配給カードを入手することができない。姉エヴァは家計の一助となるべく、毎晩ダンスホールで連合軍兵士たちの相手をして稼ぐことで、己の名誉を汚す危険を冒している。エドムント自身も、家族を飢えさせないよう、必死に仕事にありつこうとする日々だった。そんなある日のこと、エドムントはいまだナチを信奉している元教師エニングとたまたま再会する。この男の「弱者は常に強者に滅ぼされる」との考え方が少年に感化を与え、深刻な事態が引き起こされる……。家族とともにサーカスで曲芸を披露していた当時11歳の少年エドムント・メシュケが主人公を演じるほか、端役を演じる人々は主にロッセリーニが路上で抜擢した非職業俳優である。公開時は賛否両論であったが、ロカルノ国際映画祭で金豹賞および最優秀オリジナル脚本賞を受賞。チャールズ・チャップリンは、本作を「これまでに観たなかで最も美しいイタリア映画」と呼んだ。現在、本作はいわゆるネオレアリズモ映画の最高傑作の一つとみなされている。
(上映時間:74分)
上映期間未定
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
2つのゼロ年 新ドイツ零年
© BRAINSTORM 1991. Licensed through ECM Records GmbH
アメリカ合衆国出身の歌手兼俳優エディ・コンスタンティーヌが、『アルファヴィル』(65)以来久々にゴダールと組
んだ作品。最晩年のコンスタンティーヌがここで演じるのは、自身の当たり役にして『アルファヴィル』でも演じた
FBI 捜査官(ゴダール映画では秘密諜報員)レミー・コーション役だ。本作の背景には、東欧革命からベルリンの壁
崩壊の流れのなかで生じた、1990 年 10 月 3 日の東西ドイツ「再統一」がある。原題では「ドイツ」の語に続いて
「90」が数字とアルファベットで綴られているのだが、これはゴダール流のごろ合わせで、「90(neuf zéro)」は「新
たな零」とも解釈できる。つまり、1990 年とは「新零」年でもあると解することができる。もちろんこれは、ロッセ
リーニの映画『ドイツ零年』(48)にもひっかけられた洒落で、第二次大戦終結直後にして東西分断直前のドイツと、
再統一後のドイツを重ねて、ともに同国にとっての始まり(過去の清算あるいは再生)でもあれば終わり(無あるい
は消滅)でもあるような零の年とする意図がうかがわれる。本作は、かつて西側「自由世界」の擁護者だった「最後
のスパイ」たるレミーが、長年潜伏していた旧東ドイツから、冷戦体制崩壊と軌を一にして徒歩で「西」へ向かいな
がらさまざまな象徴的人物と出会う姿を描いた一種のロードムーヴィーである。そこに、『ドイツ零年』からの抜粋
映像を含むさまざまな映画、音楽、絵画、文学、哲学をめぐる参照、実在の人物や現実の事件への言及等がぶつかり
合い、層をなすように重ね合わされつつ、ドイツの過去と現在をめぐる高密度に圧縮された思弁が展開されていく。
そして、老いた元スパイの彷徨がそのままドイツ史を経巡る旅=批評的エッセイとなることで、映画の主題である「孤
独」、個人のそれではなく国家や国民の孤独が浮かび上がる。
(上映時間:62分)
上映期間未定
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
愚か者の身分
北村匠海×林裕太×綾野剛。異なる世代のトップランナーが一堂に会し、魂の競演を繰り広げる世紀の一作が、ここに誕生した。社会問題となっている《闇ビジネス》から抜け出そうとする男たちを描いた映画『愚か者の身分』だ。
物語は、“一度入ると抜けられない”闇ビジネスの世界を舞台に、運命に翻弄されながらも生き抜こうともがき続ける若者3人の3日間の逃走劇を描く。とある犯罪組織の手先として戸籍売買を行うタクヤ(北村匠海)と弟分のマモル(林裕太)、タクヤをこの道に誘った兄貴分的存在であり、運び屋の梶谷(綾野剛)。彼らの拠点である新宿・歌舞伎町から大金が消えた事件をきっかけに、息もつかせぬギリギリの逃避行を3つの視点を巧みに交錯させてサスペンスフルに描写する。さらに、登場人物それぞれの揺れ動く心情に丁寧に寄り添い、互いを想う気持ちの深さに心揺さぶられる展開が待ち受ける。
第二回大藪春彦新人賞を受賞した西尾潤の同名小説を、Netflixシリーズ「今際の国のアリス」などを手掛けるプロデューサー集団THE
SEVENが初の劇場作品として映画化。監督は、岩井俊二監督の助監督を長らく務め、人間ドラマを巧みに描くことに定評のある永田琴。そして、『ある男』(22)で第46回日本アカデミー賞最優秀脚本賞に輝いた名脚本家・向井康介が加わり、トリッキーで予測不能な逃亡サスペンスへと仕上がった。
「裏社会に身を落とした若者たちが、本当に信じたものとはー」
今、観る者の心に突き刺さる、ヒューマンドラマの幕が開く。
SNSで女性を装い、言葉巧みに身寄りのない男性たち相手に個人情報を引き出し、戸籍売買を日々行うタクヤ(北村匠海)とマモル(林裕太)。
彼らは劣悪な環境で育ち、気が付けば闇バイトを行う組織の手先になっていた。
闇ビジネスに手を染めているとはいえ、時にはバカ騒ぎもする二人は、ごく普通の若者であり、いつも一緒だった。
タクヤは、闇ビジネスの世界に入るきっかけとなった兄貴的存在の梶谷(綾野剛)の手を借り、マモルと共にこの世界から抜け出そうとするが──。
(上映時間:130分)