2026年
8月15日~
8月21日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
アバウトアス・バット・
ノット・アバウトアス
© The IDEAfirst Company, Octobertrain Films, Quantum Films
※一週間限定上映
※上映開始時間30分以降のご入場はできません
※予約不可、当日券のみ(イベント時は予約を受け付ける場合あり)
※ご来館の際はこちらをご一読ください
「ご来館時のお願い」
孤独な文学教授 と 若き作家志望の青年 が、亡き恋人の秘密を巡って繰り広げる、90分間のワンシチュエーション・ノンストップ会話劇 『アバウトアス・バット・ノット・アバウトアス』が、日本初公開を迎える。
『ダイ・ビューティフル』
(2016)で東京国際映画祭の2冠を制したジュン・ロブレス・ラナが監督・脚本を手掛けた本作は、発表するやいなや国内外の映画祭で20冠近くに輝き、本国では舞台化も決定している話題作。愛する人との別れ、LGBTQ+、性加害、SNS世代の危うさ
など様々なテーマがウィットたっぷりに盛り込まれた洗練されたプロットは、良質の短編小説のごときカタルシスに浸ることができる。
大ヒットドラマ『ゲームボーイズ』で日本でも人気を博した若手演技派イライジャ・カンラスが小悪魔な美青年を、アクションからラブロマンスまで幅広くフィリピン国民に愛されている国民的俳優ロムニック・サルメンタが傷心の紳士教授を演じた。1卓のテーブルのみという超ミニマルなセットを舞台に、目に見えないものも描き出す二人の洒脱な会話劇が幕を開ける。
コロナ渦に沈む大都会マニラの老舗レストラン。都会的なBGMを響かせた赤いフォルクスワーゲンが、その前に停まる。
バックミラーで身なりを整える大学教授エリックの心は、高鳴っていた。まだ何も知らないこの時は…。
著名な小説家である恋人マルコスを亡くしたばかりの英文学教授エリックは、教え子のランスと再会の約束をしていた。
喪失感を抱えつつも、自分を慕うランスとの時間を楽しみにしていたエリック。アップルパイとダフトパンクの話題で距離を縮めてゆく二人だったが、マルコスの話をきっかけに空気は一変する。まるで“別人”のように。自分を見つめるランスの瞳の奥から、エリックはマルコスの驚くべき真実を知ることになる…。
(上映時間:91分)
2026年
8月15日~
8月28日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
鯨が消えた入り江
※上映開始時間30分以降のご入場はできません
※予約不可、当日券のみ(イベント時は予約を受け付ける場合あり)
※ご来館の際はこちらをご一読ください
「ご来館時のお願い」
日本でも大ヒットを記録した『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』のソンヤッ(信一)役で人気急上昇のテレンス・ラウと、「HIStory 2 越界
~君にアタック!」のフェンディ・ファンによる共演が実現。完璧なケミストリーで観客を魅了する。
ノスタルジックな街並み、紺碧のビーチ、オレンジ色の黄昏。映るものすべてが美しく煌めく台湾の原風景をバックに時空を超えた男たちの絆が描かれる。
新作小説に盗作疑惑が浮上し、世間から激しいバッシングを浴びた、香港の人気作家・ティエンユー(テレンス・ラウ)。心に深い傷を負った彼は、かつて文通していた少年が語ってくれた、天国につながるという“鯨が消えた入り江”を探しに、ひとり台湾へと旅立つ。まるで、死に場所を求めるかのように……。
しかし、慣れない異国の地でぼったくりに遭い、台北の繁華街で酔い潰れてしまうティエンユー。そんな彼を助けたのは、地元のチンピラ・アシャン(フェンディ・ファン)だった。ティエンユーが旅の目的を打ち明けると、アシャンは「その場所を知っている。お前をそこに連れて行ってやる」と請け合う。
こうして、心に傷を負った作家と、孤独に生きてきた青年の、一夏の旅がはじまるのだった。
(上映時間:101分)
2026年
8月22日~
8月28日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
モブ子の恋
©田村茜/コアミックス ©映画「モブ子の恋」製作委員会
※一週間限定上映
※本作のムビチケはご使用いただけます
※すべての回でバリアフリー日本語字幕版上映
※上映開始時間30分以降のご入場はできません
※予約不可、当日券のみ(イベント時は予約を受け付ける場合あり)
※ご来館の際はこちらをご一読ください
「ご来館時のお願い」
ティーチイン
8月22日 14:30の回上映後
ゲスト:
風間太樹
監督
※登壇者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
社会現象を巻き起こしたドラマ「silent」「海のはじまり」を手掛けた風間太樹監督。
次世代を担う俳優、桜田ひよりと木戸大聖のふたりをW主演に迎えておくるのは、再び人々の孤独と優しさに焦点をあてたラブストーリー。
総発行部数150万部を超える田村茜による同名漫画を映像化した本作は、 文学的な余白の中で、言葉にならない心の機微を繊細かつ大胆に表現し、風間太樹監督の新たな傑作となった。
これは、目立つことを避けてきたすべての人へ贈る、自分を好きになるための物語。
モブ(mob)とは、群衆、脇役、背景と同化しているキャラクターのことである。
田中信子(桜田ひより)は、その定義に自分を重ね合わせ、常に誰か別の主人公たちが輝く世界を遠くから眺めて生きてきた。
そんな彼女の視線の先に、スーパーで働く入江博基(木戸大聖)が現れる。
誰も気づかぬ足元の小さな花を、力いっぱいカートを操って避ける入江の姿。
その自然なやさしさに触れた信子は、次第に入江に惹かれはじめる。
その出会いをきっかけに、「人とちゃんと関わりたい」――自らを縛っていた殻を破ろうともがき始めた信子。
しかし、現実は甘くない。就職活動の面接では「あなたのことを話して」という問いに言葉が詰まり、厳しい現実を突きつけられる。そんな彼女の背中を静かに押してくれるのは、お節介なほど明るい後輩の安部ちゃんや、厳しくも温かい先輩の篠崎さんといった仲間たち。
一方の入江もまた、彼女が隅っこで魅せる静かなやさしさに気づき、その存在をまっすぐに見つめていた。
お祭りの灯りや、二人で運ぶ荷物の重みといったささやかな日常の積み重ねが、やがて二人に前を向く強さを与えはじめる。
誰かに見つけてもらうのを待つだけではない、新しい人生のあり方を見つけた二人に待つものとは…?
(上映時間:122分)
2026年
8月22日~
9月4日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
雲と大地のはざまで
©2024 Desfase Films, Mestizo Studios, Wayquicha Cine, Luna Roja Relatos
Audiovisuales
※上映開始時間30分以降のご入場はできません
※予約不可、当日券のみ(イベント時は予約を受け付ける場合あり)
※ご来館の際はこちらをご一読ください
「ご来館時のお願い」
南米・ペルーから新たな意欲作が届いた。監督は、本作が長編2作目となるクスコ出身のフランコ・ガルシア・ベセラ。ベルリン映画祭をはじめ数々の映画祭をアルパカと共に駆け抜けた秀作が、ついに日本で劇場公開を果たす。
監督は脚本を手にした時に「岩と雲の間を歩きながら、大切な仲間と共に主人公の姿が浮かび上がり、自分のルーツを大切にしようという強い思いが伝わってきました。」と語る。主人公のフェリシアーノを演じたアルベルト・メルマは、公開オーディションとワークショップを経て選ばれた。母親役のネリー・ウアイタも一般公募のオーディションで抜擢された非職業俳優である。
本作が撮影されたのは、ペルー南部・クスコの南東に位置する雪を冠したアウサンガテ山麓。標高4,000メートルを超える山脈が聳え、広大な草原をアルパカの群れが駆けぬける様は圧巻で壮大な自然に没入する。
人知を超えた圧倒的な自然とその地をルーツとして、未来を生きていく少年。少年のまなざしは、大自然と共存する村の生活に迫りくる環境破壊や、文明の波をみつめる。「この地の自然と穏やかな暮らしを守ることができるのか?」、「この地の未来に希望はあるのか」と静かに問いかける。
舞台はアンデス山脈に囲まれたペルーの小さな村。
8歳のフェリシアーノは、アルパカのロナウドと忠犬のランボーと共に穏やかな日々を送っていた。
サッカーペルー代表が、ワールドカップの本選に行く日を夢見て、ラジオの実況中継に耳を傾けている。
しかし、この村にも自然をおびやかす採掘業者と村人との対立構図が生まれ、ある日、村全体を巻き込む大事件が勃発する。
そして時を同じくして、ロナウドも姿を消してしまう・・・。
(上映時間:83分)
2026年
8月29日~
9月4日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
バグダッド・メッシ
片足のサッカー少年
© A Team Productions | Column Film | 10.80 Films | Macgyver
※一週間限定上映
※上映開始時間30分以降のご入場はできません
※予約不可、当日券のみ(イベント時は予約を受け付ける場合あり)
※ご来館の際はこちらをご一読ください
「ご来館時のお願い」
イラク戦争下のバグダッドを舞台に、爆撃で片足を失いながらも夢を追うサッカー少年と、彼を懸命に支える家族の姿を描いた社会派ドラマ。
2009年、スンニ派とシーア派の長年の対立や、米軍による侵攻と占領に揺れ動くイラクの首都バグダッド。サッカー選手メッシに憧れる11歳の少年ハムディは、仲間たちとサッカーに熱中する日々を過ごしていた。そんなある日、彼はアメリカの民間警備会社ユニティと反政府勢力の戦いに巻き込まれ、目を覚ますと左脚の一部を失っていた。さらに、父がユニティの通訳として働いていたため、近隣住民から“裏切り者”と見なされて家を焼かれ、一家は辺境の村への移住を余儀なくされる。片足であることを理由に地元のサッカーチームから拒絶され、何もかも変わってしまった世界で居場所を見失うハムディだったが、両親の愛に心を動かされ、もう一度夢を追うため立ち上がろうとする。しかし、戦争という無慈悲な現実は容赦なく彼らに襲いかかる。
サヒム・オマール・カリファ監督が2012年に手がけ、2015年アカデミー賞の短編実写部門の最終候補にも残った同名短編映画をもとに、新たに長編映画として完成させた。主人公ハムディを演じるのは、自身も5歳の時にテロにより片足と父親を失った過去を持つアフマド・モハメド・アブドラ。
(上映時間:84分)
2026年
8月29日~
9月11日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
旅立ちのラストダンス
©2024 Emperor Film Production Company Limited ALL RIGHTS RESERVED
※本作のムビチケはご使用いただけます
※上映開始時間30分以降のご入場はできません
※予約不可、当日券のみ(イベント時は予約を受け付ける場合あり)
※ご来館の際はこちらをご一読ください
「ご来館時のお願い」
「家族」「伝統儀式」「死生観」という普遍的なテーマを真っ向から描いた本作は、若者からシニア層まで幅広い世代の共感を呼び、劇場では涙する観客が続出。批評家からも「2024〜25年において最も力強い香港映画」と絶賛され、コロナ禍に不安な日々を送る人々の心に、深く静かに感動を広げていった。
監督のアンセルム・チャンは、「他者を助けることで自分も救われる」というテーマを掲げ、香港映画では異例となる実際の葬儀場・遺体安置所でのロケを敢行。圧倒的なリアリティの中で、生と死、そして人と人との絆を鮮烈に描き出した。
ウエディングプランナーのトウサン(ダヨ・ウォン)は、コロナ禍で多額の負債を抱え、葬儀業者への転身を余儀なくされる。しかし結婚式と葬式は大きく違い、様々な困難に直面する。
最大の難関は、共に葬儀を取り仕切る「葬儀道士」であるマン師匠(マイケル・ホイ)に認められること。利益の追求が第一のトウサンと、伝統を重んじるマン師匠は、考え方の違いから絶えず衝突し、二人の関係は最悪に。だがマン師匠一家と関わるうちにトウサンのわだかまりは徐々に消え、葬儀で行う儀式「破地獄」の真の意味に気づいていくのだった。
(上映時間:140分)
2026年
9月5日~
9月11日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
ソング・サング・ブルー
© 2025 Focus Features LLC. All rights reserved.
上映時間未定
かつて夢を追いかけ、音楽にすべてを捧げた男マイク。しかし今や誰かの“歌まね”でしかステージに立てない、人生のどん底にいた。そんな彼の人生に再び光をもたらしたのは、同じ情熱を胸に秘めた女性クレアとの出会い。敬愛するニール・ダイアモンドのトリビュートバンドを結成し、小さなガレージから始まった彼らの歌声はやがて人々の心を掴み、熱狂的な人気を獲得していく。だが、そんななか、突然の悲劇が彼らを襲う──。
アメリカのミルウォーキーで、波乱万丈という言葉では、とても足りない人生を送った男の実話をもとにした映画が完成した。彼の名は“ライトニング”ことマイク・サルディーナ。何十年も歌まねミュージシャンとして陽の当たらない道を歩いてきた彼が、ニール・ダイアモンドのトリビュートバンド「ライトニング&サンダー」を結成して大成功を収めるまでの軌跡、その栄光を一瞬で砕いた衝撃的な出来事、さらなるどん底からの再起、そして伝説になった“あの日”──彼が成し遂げた奇跡の全貌が描かれ、観る者を驚愕から感動へと誘う。
マイクを演じるのは、ヒュー・ジャックマン。アクション超大作『X-メン』シリーズで大スターとなり、『レ・ミゼラブル』でアカデミー賞®にノミネートされ、ゴールデングローブ賞を受賞。キャラクターごとに全くの別人に生まれ変わる恐るべき演技だけでなく、そのエモーショナルな歌声とエンターテイナーとしての才能でブロードウェイ・ミュージカルでも観客を虜にし、栄えあるトニー賞にも輝いた。そんなジャックマンが演じるマイクが戦争で受けたトラウマとアルコール依存症を乗り越えた先に、ついに手に入れた人生の輝きを歌い上げる姿に、激しく熱く胸を揺さぶられずにはいられない。
マイクと固い絆で結ばれるクレアには、『あの頃ペニー・レインと』でアカデミー賞®にノミネートされ、ゴールデングローブ賞を受賞したケイト・ハドソン。運命に打ちのめされながらも、また立ち上がる不屈の魂を力強く演じきった本作で、アカデミー賞®にノミネートされた。さらに、クレアの娘レイチェル役は『ガラスの城の約束』のエラ・アンダーソン、マイクの娘アンジェリーナ役はブルックリンを拠点に活動するシンガーソングライターのキング・プリンセス。若き才能が生き生きと表現する、破天荒だが嘘のない家族愛に心が温まる。
監督・脚本は『ハッスル&フロウ』、『ブラック・スネーク・モーン』など、音楽をテーマにした作品で高く評価されているクレイグ・ブリュワー。アメリカの国民的歌手の一人、ニール・ダイアモンドの名曲の数々が全編を彩る。彼の名前を知らなくても、メジャーリーグベースボールのボストン・レッドソックスの応援歌として流され、フランク・シナトラやエルヴィス・プレスリーもカバーした大ヒット曲「スウィート・キャロライン」は、誰もが一度は耳にしたことがあるだろう。思わず口ずさんでしまう心地よいメロディが、幸せな気持ちを呼び起こしてくれる。
例え途中でつまずいても、愛と夢を信じ続ければ、人生はどの地点からでも、もう一度歩き出せる──すべての人生に捧げる応援歌。
(上映時間:133分)
2026年
9月5日~
9月11日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
Erica -エリカ-
©2026「エリカ」製作委員会
上映時間未定
全国最大の学生映画の祭典となる東京学生映画祭で審査員特別賞を受賞した自主映画「連鎖」を原案に宮岡太郎監督が劇場公開長編映画としてセルフリメイクした「Erica
-エリカ-」が2026年5月15日(金)より公開決定。 主演は映画『ソロモンの偽証 前篇・事件 /
後篇・裁判』で中学生:柏木卓也役で映画初出演を果たし、その演技が一躍注目を浴び、その後、映画、ドラマ、舞台で活躍が目覚ましい望月歩が務める。ヒロイン・エリカ役には小学生時代からモデルで活躍し、2024年にドラマ「先生さようなら」で俳優デビューした注目の林芽亜里。他にも5人組ダンス&ボーカルグループ・ONE
N'
ONLYのリーダーで俳優としても活躍する高尾颯斗、TikTokでの人気配信者からミスマガジングランプリ、そして俳優へと活躍の幅を広げる葉月くれあ、声優としての地位を確立し、舞台俳優、アーティストとして活動する小泉萌香、そしてTHE
RAMPAGEから藤原樹も出演。
全てを捧げようと誓った最愛の人が、想像を絶する困難に巻き込まれていて、自らの命すら危険に晒されたとしても、その人を愛し続け、護り抜くことはできるのだろうかー。先の読めないサスペンスフルな展開。映画「イニシエーション・ラブ」の脚本家:井上テテが紡ぐ衝撃のラスト。《人が人を愛し抜くことの難しさ》という極限のテーマをベースにしたサイコホラー「Erica
-エリカ-」にご期待ください。
彼女いない歴23年。スーパーでアルバイトをしながら、どこか満たされない日々を送る飯笹辰樹。そんなある日、彼はカフェで働く美しい女性・溝川エリカと出会う。一目で心を奪われた辰樹は、足しげく店に通ううちに、少しずつ彼女と言葉を交わすようになっていく。
やがて距離を縮めていく二人。しかしエリカは、同棲中の恋人・黒石亮からの暴力に苦しんでいた。彼女の抱える孤独と痛みに触れた辰樹は、いつしか「自分が彼女を守りたい」と強く願うようになる。
ある夜、エリカの自宅を訪れた辰樹は、家の中から聞こえる悲鳴に導かれるように扉を開ける。その夜を境に、二人の関係は大きく変わり、辰樹の人生もまた静かに形を変えていく。
やがて恋人となり、同棲生活を始める二人。辰樹にとって、それは生まれて初めて手にした幸福だった。愛する人の ためなら、どんなことでも受け入れられる――そう信じていた。
しかしその頃から、辰樹の周囲で不可解な出来事が起こり始める。少しずつ歪んでいく日常。拭いきれない違和感。 そして、エリカの微笑みの奥に、ふと垣間見える“何か”。 その愛は、救いなのか――。
愛してしまった瞬間、もう逃げることはできない。
(上映時間:83分)
2026年
9月12日~
9月25日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
ハワの手習い
©TAG Film
上映時間未定
アフガニスタン出身の女性ジャーナリスト、ナジーバ・ヌーリが監督を務め、幼少時に教育の機会を奪われ13歳で結婚させられた母ハワにカメラを向けたドキュメンタリー。
アフガニスタンの首都カーブルで、30歳上の認知症の夫を世話しながら暮らすハワ。結婚を強いられたときハワはまだ13歳で、父は幼い彼女を教育から遠ざけ、母は出産について何も助言してくれなかった。6人の子を産んだ彼女は、娘たちが同じ道に進まぬよう教育の機会を与え、次女ナジーバはジャーナリストとして自立した生活を送っている。母の味方になることを決意したナジーバは彼女にカメラを向け、夫の愚痴や秘密の恋、そして“やってみたかったこと”について話を聞く。ハワは民族手芸の商売と読み書きの学習を始めるが、ささやかな夢が動き出した矢先、長女の元夫と暮らす孫娘ザハラーが支配的な父のもとから逃れてくる。孫娘を引き取り一緒に読み書きを学ぶハワだったが、タリバンによる襲撃と占領は日ごとに進み、ザハラーと彼女を匿う家族にも命の危険が迫る。2021年8月にタリバンが復権すると、報道の自由を封殺する動きが強まり、ナジーバは兄アリーにカメラを託して母国を後にする。
(上映時間:85分)
2026年
9月12日~
9月25日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
撃たれた自由の声を撮れ
©Lumier Film
上映時間未定
タリバン支配下のアフガニスタンで自由を求め続ける女性たちの闘いの日々を記録したドキュメンタリー。
2021年8月、タリバンがアフガニスタンのほぼ全土を掌握し、20年にわたる民主政権が崩壊した。タリバンの復権により、再び女性たちは外で働くことができなくなり、教育の機会を奪われ、少女たちは年の離れた男性と結婚させられ、家に閉じ込められるようになった。ラシュミンとナスタランの姉妹は無数の不平等に立ち向かうべく、他の女性たちと共に街に出ては声を上げる。銃を構えた男たちにも怯むことなく、アフガニスタンの現状を発信するためスカーフにスマートフォンを隠して撮影する。親族宅などを転々としながら抵抗を続ける彼女たちだったが、家父長制が支配する社会で、父はデモに参加する女性たちを軽蔑し、隣人からの密告にも怯える日々を余儀なくされる。そんな過酷な状況に身を置きながらも、ラシュミンは次世代に同じ苦しみを経験させたくないとの想いに突き動かされ、街へ飛び出していく。
監督はアフガニスタン出身の女性映画作家・プロデューサー・ライターで、現在は亡命生活を送りながら祖国の女性たちの声を世界に向けて発信し続けるザイナブ・エンテザール。
(上映時間:70分)
2026年
9月12日~
9月25日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
サンキュー、チャック
上映時間未定
ついに世界は終わろうとしていた。人類による環境破壊のせいか、それともこの星の寿命なのか? 未曽有の自然災害が地球を襲い、ネット、SNS、電話などすべての通信手段がダウンしていったその時、街頭やTV、ラジオに突如現れたのは、「チャールズ・クランツに感謝します。素晴らしい39年間に、ありがとう、チャック」という謎の広告。カメラに向かって微笑む一見実直そうな男、チャックとは何者なのか、感謝の意味とは何なのか──その答えを知る者は誰もいない──。
2024年に作家生活50周年を迎えた、スティーヴン・キング。途切れることなく紡ぎ出す新作小説は常にベストセラーランキングを席巻し、キングに影響を受けたTVシリーズ「ストレンジャー・シングス
未知の世界」が世界的大ヒットを記録するなど、今なお絶大なる人気と評価をアップデートし続けている巨匠だ。
そんなキングが2020年に発表し、読む者の人生観を変える新たなる傑作の一本と名高い「The Life of
Chuck」の映画化が実現。キングの小説を映像化した作品群では、『スタンド・バイ・ミー』『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』に続く、恐怖をくぐり抜けたその先で出会えるからこそ、より深く豊かな愛と希望を描く感動作が誕生。トロント国際映画祭で熱い喝采を浴び、最高賞である観客賞に輝いた。
不可思議な広告の人物として登場し、徐々にその数奇な生涯が明かされていくチャックことチャールズ・クランツを演じるのは、『マイティ・ソー』『アベンジャーズ』シリーズのロキ役で日本でも爆発的人気を獲得したトム・ヒドルストン。チャックの人生の大切な思い出として“ダンス”があるのだが、ヒドルストンの引力から解き放たれたかのようなエモーショナルなダンスシーンは、観る者すべての命までを祝福する。
共演には、『スター・ウォーズ』のルーク・スカイウォーカー役で知られるマーク・ハミル、『それでも夜は明ける』でアカデミー賞®にノミネートされたキウェテル・イジョフォー、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『アベンジャーズ』シリーズのネビュラ役で愛されているカレン・ギラン、『ルーム』で数々の賞に輝いたジェイコブ・トレンブレイ。アメリカで大注目のニューオリンズ出身のドラマー、テイラー・ゴードンの出演と演奏も話題だ。
監督・脚本は『ジェラルドのゲーム』『ドクター・スリープ』に続き、スティーヴン・キング小説の映画化に挑むマイク・フラナガン。
世界の終末への恐怖で幕を開けた物語は、全編に張り巡らされた謎を一つ一つ解き明かすことによって、人生の〈終わり〉を恐れる必要などないことを証明してくれる。今この瞬間を生きることの歓喜に包まれる、ヒューマン・ミステリー。
(上映時間:111分)
2026年
9月26日~
10月2日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
サムライ 4Kレストア
©1967 – Production Filmel – CICC – TCP / Editions René Chateau
上映時間未定
ジェフ・コステロはいつものように完璧なアリバイを用意し首尾よく任務を遂行したが、現場を立ち去る際、ピアニストのヴァレリーに顔を見られてしまう─。感情を表に出すことなく、沈黙の中で己の流儀を貫く男の姿を、説明を排し、行動と存在のみで描き出す。アラン・ドロンの代表作のひとつとして知られ、その孤高の佇まいは映画史に刻まれた永遠のアイコンとして語り継がれてきた。
ヌーヴェルヴァーグの先駆者と称される名匠ジャン=ピエール・メルヴィルが到達した、徹底した様式美の結晶。研ぎ澄まされた構図、冷たく青い映像美を支えるのは、ルイ・マルやトリュフォー作品でも知られ、メルヴィルの長年の盟友でもある撮影監督のアンリ・ドカ、そしてフランソワ・ド・ルーベによるクールなジャズが、主人公の孤独と運命を静かに映し出す。メルヴィルの映画美学の到達点とも言える一本である。
フィルムノワールの金字塔として高く評価された本作が描く孤高の殺し屋像は、マーティン・スコセッシ、北野武、ジム・ジャームッシュ、ジョン・ウー、ジョニー・トーら国や世代を超えた多くの映画作家に影響を与えてきた。近年では、多くのファンに愛されながらも劇場で目にする機会が限られていたが、今回4Kレストア版として映画館のスクリーンに甦る。
(上映時間:105分)
2026年
9月26日~
10月9日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
ヒンド・ラジャブの声
©MIME FILMS — TANIT FILMS
上映時間未定
2024年1月29日。人道支援組織「赤新月社」のスタッフは緊急電話を受けた。 パレスチナ・ガザ地区で6歳の少女が助けを求めている。 スタッフたちは少女との通話を繋ぎ止めながら、救出するためにあらゆる手を尽くす…
…。 少女の名前はヒンド・ラジャブ。
監督はアカデミー賞に3度ノミネートされた実績を持つ秀英カウテール・ベン・ハニア。フィクションとドキュメンタリーを行き交い唯一無二の表現をするハニア監督は、当時ニュースやSNSで世界中に拡散されていた“ヒンドの声”を聞いたことをきっかけに映画化を決意。保管されていた実際の音声記録や現地の映像を使用し、極限までリアリティーを追求した物語を構築した。第82回ヴェネチア映画祭では史上最長となる23分のスタンディングオベーションで迎えられ、銀獅子賞を含む驚異の8冠を達成し、アカデミー賞では国際長編映画賞にノミネートを果たすなど世界中の映画祭を席巻。ブラッド・ピット、ホアキン・フェニックス、ルーニー・マーラなどの多くの映画人たちが監督の想いに賛同し、プロデューサーに名乗りを挙げている。
その日、一人の少女の“叫び”に懸命に向き合っていた人たちの奮闘や苦悩を、圧倒的な緊迫感で描き出し観る者の心を掴んで離さない、魂が震える衝撃作が誕生した。
(上映時間:89分)
2026年
9月26日~
10月9日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
箱の中の羊
上映時間未定
※本作のムビチケはご使用いただけます
※すべての回でバリアフリー日本語字幕版上映
社会に生きる人々を鋭く温かな眼差しで描き、高い評価を得てきた是枝裕和監督。
是枝監督作品は特にカンヌ国際映画祭を中心に数々の栄誉ある受賞を果たしてきた。
『誰も知らない』(04)では主演・柳楽優弥が最優秀男優賞、『そして父になる』(13)では審査員賞、『万引き家族』(18)では最高賞パルムドール、『ベイビー・ブローカー』(22)ではエキュメニカル審査員賞と主演のソン・ガンホが韓国人俳優初の最優秀男優賞、『怪物』(23)ではクィア・パルム賞と脚本家・坂元裕二が脚本賞を受賞。
『万引き家族』から8年、再び是枝監督オリジナル脚本による日本映画が完成した。
最新のテクノロジーで<亡き人を蘇らせる>という発想が企画の出発点という是枝監督。
本作で描くのは、少し先の未来のテクノロジーによって進化した日常、そこに生きる夫婦、そして新たな家族のかたち。
子供を亡くした夫婦が迎え入れたのは息子の姿をしたヒューマノイド。
「おかえり、翔」「ただいま ママ、パパ」再び動き出した家族の時間。
妻の音々を演じるのは、綾瀬はるか。亡き息子の姿や声で心の穴を埋めようとする言葉にできない
細やかな感情のグラデーションを真っ直ぐに訴える。夫の健介を演じるのは、千鳥の大悟。死なせてしまった息子への罪の意識や、ヒューマノイドを家族に迎える戸惑いや葛藤を抱えた人間味溢れる人物像をくっきりと浮かび上がらせる。
ヒューマノイド翔役には、200名以上のオーディションから抜擢され、これが映画初出演となる桒木里夢
。
共演には、清野菜名、寛一郎、柊木陽太、角田晃広、野呂佳代、星野真里、中島歩、余貴美子、田中泯。
実力と演技力を兼ね備えた名優たちが集まった。
音楽を手がけるのは、国内外で注目を集め、現代音楽から映画・ドラマ、ポップスまでを縦横無尽に駆け巡る坂東祐大。
タイトルの『箱の中の羊』は、「星の王子さま」の「一節」から着想された。
悲しみや葛藤そして喜びを共にして生きる夫婦と、息子となったヒューマノイドを待ち受ける想像を超えた<未来>とは——。
(上映時間:125分)
2026年
10月10日~
10月16日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
シンプル・アクシデント/偶然
ウェス・アンダーソン、アリ・アスターら著名監督の新作や『センチメンタル・バリュー』『シークレット・エージェント』などの話題作が集まった第78回カンヌ国際映画祭で、最高賞のパルムドールを受賞。イラン政府からの弾圧で映画制作や渡航を禁止されながらも、映画を作り続けてきたジャファル・パナヒ監督。『チャドルと生きる』でヴェネチア国際映画祭金獅子賞、『人生タクシー』でベルリン国際映画祭金熊賞を受賞し、本作で世界三大映画祭すべての最高賞を制覇、闘う巨匠へ世界が熱狂的な賛辞を贈った。第98回アカデミー賞®脚本賞・国際長編映画賞(フランス代表)にノミネートされ、オスカー受賞も有力視される2026年必見の一作だ。
ある“偶然の事故”を発端とする本作は、パナヒ監督自身の二度の投獄経験や同じ境遇の人々の声から着想を得て映画化。主人公ワヒドが出会った男は、本当に復讐を果たすべき相手なのか?不当に投獄された過去を持つ男女が憎い看守へ復讐を果たそうと迷走する予測不能の物語は、渦巻く重厚なスリルと深遠なミステリー、人間味豊かなユーモア、そしてイランの現実が渾然一体となり、斬新な社会派サスペンスへと変容を遂げていく。戦慄を誘う衝撃のラストシーンは、誰かと語り合わずにはいられない。強烈な映画体験がここにある。
(上映時間:103分)
上映期間未定
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
新凱旋門物語
©2025 AGAT FILMS, LE PACTE
エッフェル塔や凱旋門に次ぐパリのモニュメント、通称「新凱旋門(グランダルシュ)」。ルーヴル美術館のガラスのピラミッドから一直線に連なる「パリの歴史軸」上にそびえ、パリ西部郊外のデファンス地区に建つ、ひと際異彩を放つキューブ状の巨大建築だ。
その完成の裏には、一人の名もなき建築家の運命を揺るがした、知られざる物語があった。本作は史実を基に、理想と政治の駆け引きに翻弄されながらも国家的プロジェクトに挑んだ建築家の数奇な人生を、圧倒的な没入感で描いたヒューマンドラマである。実力派キャストによるアンサンブルが作品に確かな説得力を与え、第78回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門出品、第51回セザール賞8部門ノミネートを果たすなど国際的に高い評価を獲得。日本での国立競技場や大阪万博をめぐる議論とも響き合う、必見の“建築ドラマ”。
(上映時間:106分)
上映期間未定
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
海辺の一日
© 2010, 2024 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.
上映時間未定
1983年に発表された『海辺の一日』は、エドワード・ヤンの初の劇場用長編映画であり、同時に撮影監督クリストファー・ドイルの長編デビュー作としても知られる記念碑的作品である。この奇跡のようなデビュー作でヤンは、のちの『恐怖分子』『牯嶺街少年殺人事件』『ヤンヤン
夏の想い出』へと連なる主題――都市の変貌、世代間の断絶、家族の軋み、そして個人の記憶が現在をどう規定するか――を、すでに鮮やかなかたちで提示していた。
物語は、久々に再会した二人の女性の会話から始まる。そこから十三年の歳月をさかのぼり、記憶の奥へと幾重にも潜っていく構成は、単なる回想劇ではない。『海辺の一日』が特異なのは、出来事を順に説明するのではなく、ひとりの女性の意識と記憶の流れに沿って、過去が波のように立ち返ってくる点にある。現在の会話をきっかけに、少女時代、恋愛、結婚、そして失踪した夫をめぐる記憶が呼び戻され、ひとつの人生が幾重もの時間の層として立ち上がっていく。そうした意味で本作は、エドワード・ヤン初期におけるきわめて成熟した“意識流”映画とでも呼べるものである。
ヤンは、現在と過去、複数の視点、そして語られなかった感情を精密に編み込みながら、一人の女性の人生を通して、急速に近代化していく台湾社会のひずみを浮かび上がらせる。恋愛と結婚の物語として始まりながら、やがてそれは、父権的な秩序のなかで「自分の人生を生きる」とは何かを問い返す、静かで鋭いドラマへと変貌していく。台湾ニューシネマの胎動を告げたこのデビュー作には、後年のヤン映画を決定づける時間感覚と感情の強度が、すでに刻まれている。
佳莉(ジャーリィ/シルヴィア・チャン)は、小さな町の医師の娘として、親への服従を重んじる伝統的な価値観のもとで育った。父の権威に逆らえず、愛を失っていく兄・佳森(ジャーセン/ミンシ・アン・ツォー)の姿は、彼女に深い衝撃を与える。やがて佳莉は、父が望む結婚を拒み、同級生の徳偉(ドゥウェイ/デヴィッド・マオ)との結婚を選んで家を出る。
一方、佳森の元恋人である蔚青(ウェイチン/フー・インモン)は、留学先のオーストリアから帰国した才能あるピアニストとして活躍していた。佳莉の自由な決断に憧れを抱いていた彼女だったが、佳莉の結婚生活は、次第に理想とかけ離れたものになっていく。
ある日、佳莉は警察に呼び出され、海辺へ向かうことになる。そこで彼女は、夫との歳月、自分が選んできた人生、そして見ないふりをしてきた感情と向き合い始める。過去をたどるなかで、彼女の中に封じ込められていた時間が、少しずつ姿を現していく。
(上映時間:167分)
上映期間未定
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
美しく、黙りなさい
© Archives Atalante and Roussopoulos Family Archives / Centre audiovisuel
Simone
de Beauvoir
©Sois belle et tais-toi ! / Delphine Seyrig, 1976 / Centre audiovisuel Simone de
Beauvoir
上映時間未定
※本作の前売券とムビチケオンラインはご使用いただけます
英国映画協会2022年度版ランキングで「映画史上ベストワン」に輝いた『ジャンヌ・ディエルマンブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』(1975年/シャンタル・アケルマン監督)に主演した伝説的女優デルフィーヌ・セリッグ。彼女は社会のジェンダー差別に声をあげ、活動した人でもありました。『ジャンヌ・ディエルマン』の経験をきっかけに制作され、デルフィーヌが、監督として残した唯一の長編作品がドキュメンタリー映画『美しく、黙りなさい』です。
登場するのは、ハリウッドとパリで活躍する23人の女優たちジェーン・フォンダ、シャーリー・マクレーン、ジュリエット・ベルト、アンヌ・ヴィアゼムスキー、マリア・シュナイダーら映画女優からテレビドラマの女優、まだ無名の女優などさまざま。デルフィーヌは、彼女たちに2つの質問を用意しました。女優たちが質問に答え、脱線し、繰り返すことで浮き上がる現実。率直に親密に、時にユーモラスに、デルフィーヌは彼女たちそれぞれの思いを引き出します。撮影は、1975年と1976年。当時、女優がジェンダーについて語ることは、男性中心の映画業界でブラックリストに載りかねない、リスクのあることでした。ここには彼女たちの勇気も映っています。
(上映時間:112分)
上映期間未定
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
大丈夫、大丈夫、大丈夫!
© 2023 TWOMEN FILM ALL RIGHTS RESERVED.
母親を失った高校生イニョン(イ・レ)は、家賃が支払えず家から追い出されてしまい、所属しているソウル国際芸術団の練習室で隠れて寝泊まりしていた。芸術団の60周年公演に向けて猛特訓が続く中、ある日、“魔女”と呼ばれ、完璧主義で生徒達に容赦なく厳しい態度をとる芸術監督ソラ(チン・ソヨン)に練習室での生活がバレてしまい、その日からソラの家で一緒に暮らすことに。年齢も性格も生活習慣も違う二人は、お互いに戸惑いを見せながらも、同じ時間を過ごすことで徐々に心を通わせていく。そんな中、イニョンを敵対視している芸術団のエース、ナリ(チョン・スビン)の不調をきっかけにチーム内で問題が勃発。イニョンをはじめとする団員たち、そしてソラの気持ちはバラバラになってしまう。公演開催の危機に迫られた芸術団のため、ソラはある覚悟を決めるが…
(上映時間:102分)
上映期間未定
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
GUN FISH
あなたの知らないフグの世界
©GUN FISH FILM PARTNERS
上映時間未定
猛毒を持ち、時に人を死に至らしめる魚——フグ。その危険性から、「当たると死ぬ」ことを鉄砲の弾になぞらえ、“てっぽうGUN”とも呼ばれてきた。——にもかかわらず、何百年にもわたって、「食べるのをやめる」のではなく、“どう安全に食べるか”を追求し続けてきた日本人。
厳格な免許制度。試験に人生を賭ける料理人たち。“危険”を“美味”へ変える職人たちの技と美学。一流料理人、ミシュランシェフ、フグ毒研究者、下関や築地の目利き職人など、フグに魅せられた多彩な人々の姿を映し出す。
近年、フグをめぐって新たな波紋も広がっている。「無毒のエサを与えれば、フグは毒化しない」。つまり、“養殖フグは無毒”!? その研究成果は、合法的な肝食解禁を目指す動きへと発展していく。「天然と養殖で肝の区別はつかない」「事故が起きてからでは遅い」——そう警鐘を鳴らす否定派の人々。一方で、「“どう食べるか”を追求してきたのが食文化」と語る人々もいる。フグへの信念を持つ者同士の対立は、「安全とは?」「食文化とは?」という根源的な問いを投げかける。
制作・取材を重ねる中で、監督自身もまたその魅力に取り憑かれ、ついには“大阪府ふぐ取扱登録者”になるほど、のめり込んでいった。
命の危険と隣り合わせだからこそ、人はここまで夢中になるのか。10年にわたりフグを追い続けた監督が描く、驚きと人間ドラマに満ちたエンターテインメント・ドキュメンタリー!
(上映時間:110分)